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悪天候で旅行中止!キャンセル料はどうなる?いつキャンセルする?

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台風や大雪などの悪天候で交通機関がストップし、旅行に行けなくなってしまうことありますよね?

天候理由で行けないのは仕方がないとして、予約キャンセルをどのタイミングで行ったらよいのか?またキャンセル料はいくらかかるのか疑問ですよね?

この記事では悪天候で旅行が中止になった場合に、やるべきことやキャンセル料についてまとめます。

キャンセルの基本

キャンセル料は旅行の日程が近づくに連れて高くなります。キャンセル料がかかるタイミングや料金は、基本的にはキャンセル規定に従います。

ただし、悪天候理由のキャンセルの場合は、各社特別対応が設定されることがあり、この場合、手数料なしで返金や予約の変更をしてもらえることがあります。特別対応はあくまで「特別」ですので、常に同じ対応になるわけではありません。これを踏まえて、以下を見ていきましょう。

ホテルのキャンセル

じゃらんや楽天トラベルなどの予約サイト経由の場合、ホテルによってキャンセル規定が異なります。一例としては5日前から20%、2日前30%、前日40%、当日50%のような感じで上がっていきます。

海外のホテルの場合、キャンセル可能料金で予約しておけば直前までキャンセル料なしでキャンセル可能です。それでも、前日や2日前までであることが多いと思います。

ホテルを単体で予約している場合、飛行機や鉄道と違い欠航や運休が無いので、欠航による全額返金のようなことがなく、判断が難しいです。

ですので、キャンセル料がかからないギリギリの日を最終判断の日にするしかないと思います。台風の場合は数日前に概ね判断できることが多いですが、大雪は悩ましいですね。新幹線は動いていたりしますから。

ホテルに関しては、予約時にギリギリまでキャンセル料がかからないホテルやプランを選んでおくことが一番の対策になります。

飛行機のキャンセル

飛行機は悪天候による欠航の場合、キャンセル料なしで全額返金されます。

飛行機は割引料金で予約することがほとんどでしょうから、基本的にはキャンセル料がかかる料金で予約になっています。パターン別の考え方を以下に示します。

片道予約の場合

片道ずつ予約した場合や、片道のみ予約した場合はどうなるのでしょうか?
片道ずつ予約で、往復とも欠航になった場合はわかりやすいのですが、往路が欠航になったので、旅行を取りやめた場合、復路分も全額返金されるのでしょうか?

片道のみ予約の場合(行きは新幹線、帰りは飛行機のような場合)に、往路の天候不良で旅行を取りやめたとすると、復路の飛行機はキャンセル料が通常通りかかります。

この場合、旅行を断念した時点で即座に復路の飛行機をキャンセルします。日によりますが50%くらいかかります。

往復予約の場合

往復のどちらかが欠航または条件付き運行になった場合、往復とも無償キャンセルが可能です。

鉄道のキャンセル

JRのキャンセルは通常のルールでは以下の表のようになっています。

JRの払い戻し料金表

新幹線を含む特急に乗るときは、乗車券と特急券(自由席か指定席)が必要ですので自由席の場合、乗車券分220円+自由席特急券分220円=440円のキャンセル料がかかります。これは使用前かつ有効期限内であればいつでもこの値段です。当日キャンセルでも同額です!

指定席の場合は、キャンセルのタイミングによって価格が変わります。2日前までは一律で、乗車券分220円+指定券分340円=560円かかります。

前日または当日キャンセルの場合は指定券の30%の価格+乗車券分220円かかります。
新幹線の特急券は距離によってはけっこうな金額になるので、数千円単位のキャンセル料ががかることになります。

また、キャンセル料は切符一枚ごとにかかりますので、特急を乗り継ぐ場合は、それぞれキャンセル料を取られますので注意が必要です。

家族全員分キャンセル料を払うと、けっこうな負担になりそうですね。

指定席以外であれば、キャンセル料を払ったとしてもそこまで損害はありませんが、指定席の場合は慎重に対処しましょう。

私が遭遇した鉄道のキャンセル例

ここまで説明した内容が基本なのですが、実際には、台風で旅行を取り止める場合の無償キャンセルの条件(きっぷの有効期限と乗車区間)が都度各社から発表され、キャンセル料なしのパターンが多いと思います。

例えば、私は台風のため九州旅行をキャンセルしました。このとき、9/16の福岡から長崎までの特急をネット予約してありました。旅行予定は9/16から19だったのですが17日〜19日あたりに台風の予報でした。

台風は17日以降の予報だったので、16日はキャンセル料がかかると思いましたが、JR九州の予約サイトをみると、16日分から無償キャンセルの対象と書かれており、運良く無償キャンセルできました。

15日から旅行だった場合は通常のキャンセル料がかかったはずなので、台風の進み具合と鉄道会社の判断による運次第ですね。

ちなみに、JR九州が無償キャンセルの対象日を発表する前に、自身の判断でキャンセルした場合は通常のキャンセル料を取られますので、確実に台風がきそうな時は、直前まで待つ必要があります。ただ問題は、指定席の場合直前まで待つと、特別対応がなかった場合にキャンセル料が高くなってしまうことですね。この判断は難しいですが、台風の進路の確実性によりますね。近年は悪天候時は鉄道は早めに運休(計画運休)を決めますので、以前よりは判断しやすいかと思います。

JR九州以外も同じような対応を取ることが多いようです。とりあえず、ウェブサイトをこまめにチェックしましょう!

旅行先での鉄道のキャンセルは上記の様になりますが、どうしようもないのが、自宅から最寄りの空港までのアクセス列車ですね。これが予約制の特急(成田、中部、関空など)の場合は、この部分のキャンセル料はかかってしまいますね。出発地は台風が関係ないので仕方ないですね。予約をできるだけ直前にするくらいしか対策はないと思います。

レンタカーのキャンセル

キャンセル料の規定はありますが、悪天候によるキャンセルでキャンセル料を取られたことがないので、よくわかりません。そもそも予約時に料金を払っていないので、取られようがなさそうです。請求されればルールなので払いますが。
レンタカーについても各社対応が異なると思います。

ダイナミックパッケージのキャンセル

交通機関とホテルのセット予約の場合はどうかというと、日が近づくに連れてだんだんとキャンセル料が上がっていきます。

以下はANAのダイナミックパッケージの場合ですが、各社似たような事情かと思います。状況別に見ていきましょう。

出発予定日に欠航が決まっていた場合

往復・復路の少なくとも一方の欠航が決まっていた場合は全額返金されます。

出発前には欠航が決まっていなかった場合

問題はこのケースです。出発日にはまだ台風が来ていないけれど、復路は台風で欠航するかもという場合です。

結論からいうと、このケースは復路の予定日まで返金対応がどうなるかわかりません。

ですので、旅行前にキャンセルしたとしても、復路の予定日まで各社が出す情報を注視したほうがいいと思います。

私がキャンセルしたのはこのケースでしたので、時系列で見ていきましょう。

旅行前日

往路の便は欠航ではないのですが、台風直撃予報だったので、出発前日にキャンセルしました。

キャンセルした日から数えて復路は4日後だったので、まだ復路の欠航は決まっていませんでした。

ダイナミックパッケージなので、全体キャンセルとなりキャンセル料を取られます。

私のケースでも、キャンセルした際に規定通りのキャンセル料がかかりました。この時点では、悪天候による特別対応は案内がなく、対応がなければないで仕方ないと思いつつキャンセルしました。

復路の予定日

その後予報通り台風が直撃し、復路の飛行機の欠航が決まりました。

このタイミングでANAのサイトを見てみると、申請すれば全額返金するとの情報が載っていました。メール連絡などはなかったと思いますので、情報は自分から取りに行くことが大切ですね。

申請はサイト上で簡単にできますが、申請を忘れると返金はありませんので忘れずに申請が必要です。数日でキャンセル料が返金されました。

キャンセル判断のタイミング

今回、私はギリギリまでキャンセルタイミングを遅らせることで、全てキャンセル料を免れました。これは各社の特別対応の日付がうまく合ったからです。

うまく合わなかったら、全てキャンセル料を払っていたかもしれません。

基本的には直前はキャンセル料上がるので、なるべく早めの決断が必要です。キャンセル料が大幅に上がる前のタイミングでのキャンセルをするのが無難だと思います。

まとめ

いろいろなキャンセルについて書きましたが、教訓をまとめると以下です。

・ホテルは、キャンセルすると決めたらすぐにキャンセルする。キャンセル可能プランで予約しておくと対応しやすい。
・飛行機は欠航が決まる前にキャンセルした分も、欠航すればキャンセル料が戻ってくる。なるべく往復で予約する。
・JRは長距離の指定席以外はキャンセル料がかかっても数百円なのであまり気にしすぎない。指定席は直前キャンセルは30%取られるので、これを避けるタイミングでキャンセルする。
・JR九州のように、自動キャンセルされた場合のみキャンセル料が無料になるパターンもあるので、各社のウェブサイトで情報収集する。
・一旦キャンセル料を支払ったあとに特別対応が案内される場合もあるので、キャンセル後にも情報収集する。

悪天候による旅行キャンセルはなかなか経験することではないかもしれませんが、それだけに実際にキャンセルした場合にはどうしたらよいのかわからないものです。

悪天候キャンセルにならないことを祈りつつ、万が一のキャンセルにも備えておきましょう!

キャンセル処理が一通り終わったら、気を取り直して次の旅行を予約しましょう。旅行先を決める際には以下の記事をご覧ください。

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