２０２２年１０月に家族で鳴子温泉に行ってきました。利用した宿が非常に快適で、子連れ旅行にも向いていましたので紹介したいと思います。
鳴子温泉はずいぶん昔に近くを通って駅前の足湯だけ利用したことがあったのですが、今回満を持して泊まりにいくことにしました。
この旅で、お世話になった宿泊施設は鳴子温泉 湯元 吉祥さんです。ドーミーインと同じ系列である共立リゾートの経営で、各地にリゾートホテルがある中のひとつです。
私は今までドーミーインすら泊まったことがなく、初の共立リゾートの宿泊でしたが、コスパがすごくよかったと感じています。どんな点がよかったかをこの記事で解説したいと思います。
また、子連れにうれしい条件もそろっていたと思います。子連れ旅行に最適な宿の条件については以下の記事にまとめています。
広い和室のお部屋
今回利用したのは和室10畳+3畳のお部屋です。小さい子ども連れの場合は、ベッドからの転落を防ぐため、洋室よりも和室がいいのですが、このお部屋はメインの10畳の和室に加えて、襖で仕切られた3畳の小部屋がついていました。
これが、思いがけず便利でした。何が便利かというと、小さい子どもに荷物を荒らされないように、触られたくないものを小部屋に隠しておくことができるんですね。
危険なものは小部屋に追いやって、10畳のお部屋で家族4人でゆっくりとくつろぐことができました。
玄関とメインの部屋の間にも襖がありますので、赤ちゃんが勝手に出て行ってしまう心配もありませんでした。
また、温泉旅館にも関わらず、部屋にシャワーブースがついており、赤ちゃんの体を洗うのに役立ちました。
食事会場が半個室でメニューが豊富
夕食のメニューとサービス
食事は、レストランにて提供なのですが、各テーブルの周りに壁があり半個室になっています。このため子連れでも気兼ねなく食事を楽しむことができます。
また、子連れのお客さんも多いので、わが子が多少騒がしくてもあまり気にならないと思います。
子ども用のいすや食器類もそろっており、安心です。
夕食の内容は、よくある旅館の食事なのですが、宮城県らしく牛タン焼きが出てきました。牛タン焼きと海鮮焼きの選択制になっていましたので、海鮮好きのお子さんの場合、海鮮焼きを選べばよいと思います。
わが家の子どもは4歳で小食ですので、ご飯とマグロの刺身とデザートで満足した感じでした。メニューには松茸ご飯と書いてありましたが、子ども用にお願いしたら白いご飯を頂くことができました。
また、先に出してもらいたい料理があればお願いすると出してもらえます(最初に係の方から案内がありました)ので、子どもが食べそうなおかずを先に持ってきてもらうことができます。
もう一点おススメポイントがあります。夕食時に、選択制のおかずを選ぶことができます。5品の中から選択ということで、夫婦それぞれ、牛タンシチューと天ぷらを選んだのですが、オーダーの際に係の方に「ひとつずつでいいですか？」と聞かれ、「2つ頼めるんですか？」ときいたらOKだったので、２つずつオーダーしました。
わが家で旅行の際には、子どもが食べられるおかずが出るかが不安の種なのですが、こちらの宿の場合、おかずの種類が豊富なので、何かしら食べられるものはあると思います。
朝食のメニューとサービス
朝食も同じ座席でいただきました。バイキング形式で、かなりの品目が用意されていました。和食では、東北地方の名物が数多くラインナップされていました。芋煮、玉こんにゃく、笹かまなどなどです。
ご飯も品種が3種類用意されており、食べ比べができます。日によるかもしれませんが、私が行った日は、つや姫、ひとめぼれ、あきたこまちの3種類でした。つや姫がお気に入りです。
また、パンや洋食もひととおりそろっていますので、子どもが気に入るものも何かしらあると思います。うちの上の子は、夕食に引き続きマグロの刺身、下の子(1歳)はひじきとかぼちゃを食べました。
ドリンクバーもありますので、大人も子どもも楽しめるバイキングになっていると思います。ちなみに私がおいしいと思ったのはフレンチトーストです。焼きたてで最高でした。
夜鳴きそば
夕食と朝食以外に夜鳴きそばを無料で食べることができます。夜食のラーメンですね。醤油ラーメンでハーフサイズくらいの量です。一人で二杯注文も可能ですので、おなかのすき具合に合わせてオーダー可能です。
夜鳴きそばは、22時半からで、我が家の子どもはおやすみ中でしたので、大人が交代で食べに行きました。会場は小さく、少し待ちましたが、回転が速いので、すぐに順番が回ってきました。
小学生くらいの子どもは結構食べに来ていましたが、幼児はあまりいなかったように思います。こどもにとっては夜遅くにラーメンを食べるなんてあまりない体験でしょうから、特別感があって楽しいのではないでしょうか？
ドーミーイン名物の夜鳴きそばがリゾートで食べられるなんて最高ですね！
貸し切り風呂がある
家族風呂が4つあり、空いていれば自由に入ることができます。
お風呂は家族で入るには十分な広さで、洗い場もあります。赤ちゃん連れで大浴場に行くのは結構大変なので家族風呂はありがたいです。
ただし、私が入った家族風呂はお湯が熱すぎて赤ちゃんは入れないレベルでしたので、結局赤ちゃんはほぼシャワーだけな感じになりました。それでも、大浴場よりはだいぶ楽ですね。
4つある貸切風呂のうち奥2つは露天風呂です。露天風呂のうち岩風呂の方は風が当たる位置なので、お湯は熱いですが子どもも入っていられます。おそらく、風によって、お湯が少し冷めているものと思われます。
貸切風呂はありがたいのですが、問題点は現地に行かないと空き状況がわからないことです。私が行った時はたまたま1つ空いていたので、すんなり入ることができましたが、行ってみて空きがなかった場合はめんどくさいですね。
家族で入浴する夕方から夜にかけての時間帯は結構混みます。お風呂は4つあるのでしばらく待っていればいずれかは空きます。15時にチェックインしてすぐに向かえば開いている確率は高いです。
貸切風呂は家族以外も使えます。1人での使用もできます。夜中に行くと空いているので、4種類全て入ることもできます。
また、家族風呂と大浴場は位置が離れているので両方楽しみたい場合は移動が必要です。大浴場を出たところでは時間帯によってアイスキャンディーか乳酸菌飲料をもらうことができますが、家族風呂後にそれらをもらいたい場合は移動する必要があります。子どもが喜ぶので非常にありがたいサービスではあります。
大浴場はというと、控えめに言って最高でした！内風呂と露天風呂がありますが、露天風呂は幼児でも入れる熱さで、わが子も気に入ったようで結構長く入っていました。岩風呂なのですが、温泉成分が岩に付着しているのを不思議そうに見ていました。
温泉は濁ったお湯で足元が見えないのですが、岩風呂の中に段差があるので、特に子どもは注意が必要だと思います。
子ども用のアメニティ
子ども用の作務衣を借りることができるのと、歯ブラシをもらうことができます。また、バスタオルも借りることができます。
立地
鳴子温泉駅から徒歩7分となっていますが、急な坂道の上に建っていますので子連れで、荷物を持った状態では徒歩で行くのはきついと思います。送迎をお願いできるので、頼むとよいです。荷物がなければ幼児でも歩いて駅まで往復できました。
また、車で行く場合も結構細い急坂の道を登る必要がありますので、慣れない人は注意が必要です。駐車場は見た限りでは停めやすそうでした。
周辺観光を予定する場合はレンタカーがあると便利ですね。ご予約は以下からどうぞ。
坂を下らないと商店はなさそうですが、旅館内に24時間営業の売店がありますし、自販機もありますので不便はしなさそうです。
そもそも、コーヒーやお茶はロビーで無料でもらえますし、無料のペットボトルの水も一人一本冷蔵庫に入っていますので買い物が必要ない感じです。前述の通り、アイスや夜鳴きそばもありますし。
子連れで買い物をしようとするとそれだけでかなりの時間がかかりますが、宿の中で完結しますし、子どもが欲しがるであろうアイスも無料でいただけますので、その分をくつろぐために使うことができると思います。
まとめ
鳴子温泉 湯元吉祥の良かった点をまとめます。
・和室が二部屋あり、一部屋を荷物置きに使える
・食事の内容が充実しており、子どもが食べるものに困らない
・貸切風呂を利用可能
・宿の中に必要な物がそろっており、買い出しが必要ない
というわけで、子連れでの鳴子温泉旅行に便利な、鳴子温泉 湯元吉祥のレポートでした。この宿は家族みんな気に入りましたので、ぜひリピートしたいと思います。
この記事を読んでくれたあなたもぜひ宿泊してみてくださいね！予約は以下からどうぞ！
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