子どもと一緒に南紀と近鉄特急しまかぜに乗りましたので、見どころをレポートします。
前日譚
当時3歳のわが子が電車に乗りたいというので、前々から興味があったしまかぜに乗ってみようと思いましたが、思い立ったのが前々日ため、名古屋発賢島行きのしまかぜは満席でした。
とはいうものの伊勢方面に行ってみようと思い、伊勢志摩ライナーなども含めて検索してみましたが、ちょうどよい時間帯の乗りたい特急は軒並み満席でした。
ならばと考えたのが、JR東海の特急南紀乗車です。と言うわけで、当初の予定から変更して名古屋駅から特急南紀に乗ることにしました。
南紀は子どもが読んでいる鉄道の図鑑に出てくることもあって、子どもも乗りたがっていたのでちょうどよいです。
名古屋から南紀に乗車
南紀は名古屋始発なので自由席にしました。自由席車両は一番うしろに連結されており、最後尾の座席に座り、座席を後ろ向きにすると乗務員室越しに後方の風景を見ることができます。
私達親子は最後尾の座席に座りましたが、子どものリクエストで前向きに座って乗車しました。
前向きに座っても左右の窓も十分に大きいうえ、少し高い位置に座席があるので景色が非常に見やすくなっています。
名古屋駅で隣のホームの駅員さんにバイバイして出発です。小さい子連れでいると、色々な人が手を振ってくれます。ありがたいことです。
南紀は電車ではなくディーゼルカーなのですが、よくよく考えると、子どもははじめてのディーゼルカー乗車でした!
子どもは普段と違う振動と音に気がついたようでしたが、これは電車じゃないんだよと説明してもピンと来ていない感じでした。小学生くらいになったらわかるのかな?成長が楽しみです。
さて、南紀ですが、愛知県内を三重県方面に向けて進んでいきます。近鉄との並走区間がたびたびあるので、近鉄を眺めながら進んでいきます。子どもは近鉄を見たことはほとんどなかったので、序盤は興奮気味に見ていました。
しかし、桑名くらいになるともう飽きてきた様子でした。私も、揺れなのかディーゼルの匂いなのかわかりませんが少し酔ってしまい、しばらく苦痛でした。乗車予定の区間は松阪までなのですが、かなり長く感じました。
そんなこんなで松坂駅で南紀を降り、紀伊半島に向け進んでいく列車を見送りました。
南紀の車内で子どもが飽きた様子だったので、この後どこに行くかを聞いてみると、もっと電車に乗りたいとのこと。大阪方面からくるしまかぜに空きがないかを調べると賢島駅まで空きがあることが判明しました。
しまかぜは松阪駅には停車しないので、宇治山田から乗車するため、急行に乗って宇治山田に移動しました。急行でも十分速いので、快適性を求めないのであれば、急行で十分だななどと考えつつ宇治山田に到着しました。
宇治山田から念願のしまかぜに乗車
宇治山田での待ち時間は15分ほどだったので、ホームで待ちます。しばらくすると、しまかぜが見えてきました。
子どもと一緒に大興奮したのは言うまでもありません。しまかぜのロゴがおしゃれです。
先頭車両が取れたので、乗り込むと、ちらほらと席が空いていました。宇治山田で降りた人も多数いたのでここから先は少し空くのでしょう。
指定の座席に着席すると、なんと気持ちいい座席でしょうか。横も3列なので広々です。観光列車には久しぶりに乗りましたが、やはりいいもんです。子どもは観光列車は初めてでしたが、色々座り方を変えたり、テーブルをセットしたりとご満悦でした。
また、先頭車両はハイデッカーになっており、見晴らしもいいです。出発するとすぐに、アテンダントの方が、おしぼりを持ってきてくれました。こんなサービスがあるとは知らず(下調べ何もしてない)びっくりしました。
宇治山田から賢島は以下の以下のような位置関係で、特急だと40分くらいでしょうか。しまかぜだと体感では一瞬です。
せっかくなので車内を探検に出かけます。ビュッフェを連結しており、軽食やグッズを買うことができるのですが、終点の手前で営業終了してしまうとのことで、我々が行った時にちょうど店じまいしているところでした。やはりすべてを楽しむには乗車時間が足りないようです。仕方がないので座席に戻ります。
途中駅を過ぎると先頭の座席が空きましたので、移動して前面展望を堪能します。運転席の窓がものすごく大きいので、素晴らしい前面展望を楽しむことができます。この席に長距離座りたい!名古屋から予約が取れなかったのがおしかったですね。子どもも前面展望にくぎ付けのまま終点賢島に到着しました。
同じ前面展望でも名鉄のパノラマスーパーは本数が多く予約が取りやすいです。パノラマスーパーについては以下の記事にまとめています。
賢島~帰り
賢島に到着すると、とりあえず写真撮影。しまかぜ以外にも色々な特急列車がやっているので見ていて飽きません。
帰りの列車を調べてみると、2時間後のしまかぜに空きがありそうなので、これが候補、子どもがそこまで耐えられるかわからないので、子どもの様子を見ながら帰る列車を決めることにします。
・列車の本数が多い場所ならば、帰りの列車を決めずに出かけるのも手です。子どもの疲れ具合、飽き具合によって対応できるので自由度があがります。ただし、繁忙期は満席で帰れなくなるリスクがあるので注意が必要です。
・指定席のネット予約の会員登録をしておくと、すぐに予約できて便利です。近鉄特急の予約サイトから予約すると、10%分のポイントがついて、次回予約時に利用できるのでお得です。
賢島駅は駅前に降りて少し歩くと海があります。遊覧船があったので乗ってもいいかな〜と思っていましたが、子どもは、もう眠たくなってきたようでグズりはじめます。
というわけで大幅に予定を早めて、一般特急で帰ることにして、直後の列車に乗って帰りました。
まとめ
乗れないと思っていたしまかぜに乗れたので、子どもも大満足の乗り鉄旅でした!次はしまかぜに長い区間乗りたいですね!