電車好きな子どもを持つと、いろいろな電車に乗せてあげたくなってきますよね?
観光列車や展望席などで非日常体験ができると子供も喜びますが、希望座席・希望日のチケットなかなか取れなかったりします。
そんなときにおすすめなのが、名鉄パノラマSUPERです。
名古屋近辺を走る列車なので、名古屋周辺地域の方以外はあまり知らないかもしれません。
全国的には知名度はあまり高くないかもしれませんが、この列車は子どもと乗るのにピッタリの、大人も子どもも楽しめる列車ですので、体験談を交えて紹介したいと思います。
名鉄パノラマスーパーとは
パノラマスーパーの紹介の前に、名鉄の説明を簡単にしておきますね。
名鉄は名古屋近郊に路線網を持つ大手私鉄です。豊橋〜名古屋〜岐阜間の名古屋本線をはじめ、愛知県各地及び岐阜県南部に路線があります。
名鉄の数ある特急型車両の1つが今回紹介するパノラマスーパーです。
パノラマスーパーの特徴はなんと行っても先頭車両の展望席です。運転席の上が座席になっているので、高い位置からの展望を楽しめることが、珍しい点だと思います。
しかもこの列車は観光列車ではなく、通常の特急列車ですので、1日に何回も乗車機会があります。
つまり、先頭車両の一番前の席も比較的予約しやすいということです。
というわけで、比較的簡単に子どもを展望席に座らせてあげられるので、ありがたい列車なのです。
しかも、座席指定料金は360円と安いです。名鉄には特急、快速特急という列車区分があります。両者ともに一般車と特別車が連結されており、一般車であれば運賃のみで乗車できます。
特別車に乗る場合のみ座席指定券が必要で、これが乗車区間にかかわらず360円なのです。つまり運賃プラス360円で展望席を楽しむことができるわけです!
ちなみに一般車は転換クロスシートやロングシートで構成されており、特別車は回転式のリクライニングシートがほとんどです。詳しくは後述しますが、パノラマスーパーの展望席だけは、回転しないシートになっています。
予約の際の注意点
子どもと乗るには良い列車と言うことがわかっていただけたと思いますので、実際に乗ることを想定して、どのように座席指定すればよいかを解説していきます。
乗車する方向
パノラマスーパーに乗車する際には、豊橋行き、内海行き、河和行きのいずれかを予約しましょう。これらの行き先の場合は展望車が先頭になりますが、豊橋発、内海発、河和発の場合は展望車が最後尾になりますので、先頭の場合よりも迫力にかけます。
また、最後尾車両の場合は展望車は座席に後ろ向きで乗車することになります。というわけで、豊橋、内海、河和行きを優先して予約しましょう!
展望席を指定
予約は駅窓口、自動券売機またはインターネットで1ヶ月前から可能です。
名鉄では、展望席がついていないタイプの特急車両も多く走っています。どの列車に展望席がついているかは、窓口であれば聞けば教えてくれますし、券売機やインターネットの場合は予約前にわかるようになっています。パノラマスーパーに乗る場合は展望席がある列車を選択する必要があります。
展望席の混雑具合ですが、乗車日の一週間前くらいに列車を検索すると、一番前の席は埋まっていることが多いので、席の埋まり具合いを見ながらもう少し早めの予約が必要です。
ニ列目以降は直前でも空いていたりしますが、後ろの方だと前面展望が見えにくいので、なるべく前の席を取りたいところです。ちなみに展望席に乗ってみると、子連れが多いです。
方面別の楽しみどころ
先頭車が展望車になる列車は通常時は豊橋行き、内海行き、河和行きです。それぞれの楽しみどころを見ていきましょう!
豊橋行き(名鉄名古屋本線)
豊橋行きは本線を走ります。見どころはなんと行ってもスピードですね!停車駅がかなりしぼられていますので、長い時間120km/h走行を楽しめます。
線路がまっすぐ延びている区間では気持ちの良い前面展望が広がります。
子どもは、速い電車が大好きなので、喜ぶポイントですね。
景色の変化としては、名古屋近辺が都会で、だんだん郊外になっていき、岡崎城を見終わると、山の中に入っていき、山が終わってしばらくすると豊橋に着くイメージですね。
豊橋駅は新幹線も停まる大きな駅ですが、名鉄のホームは1つしかないんですよ。名鉄の東側のターミナルなんですけど、大手私鉄のターミナルという感じではありません。
うちの子は、景色を眺めるのが好きで、特に前面展望が大好きなので、パノラマスーパーに乗るといつも豊橋まで飽きずに景色を眺めています。乗車時間は名古屋からだと1時間程度ですので子どもが飽きずに乗っているのにちょうどよい時間だと思います。
豊橋には路面電車もありますので、電車好きの子どもは、パノラマスーパーを降りた後も引き続き楽しめます。
河和行き(河和線)
河和行きは知多半島を走る路線です。見どころは、ホームが2層構造になっている太田川駅の周辺の景色ですかね。線路が横に行ったり、上に行ったりと入り組んでいるので、展望席から見ると迫力があります。
太田川駅を過ぎると停車駅も多いので特急感はあまりないのですが、その分長時間展望席を楽しめると思いましょう!
内海行き(知多新線)
内海行きは富貴駅で河和線から分岐する路線です。見どころとしては富貴駅を過ぎると単線になるところと、トンネルが多数出てくるところでしょうか。
我が子はというと、トンネルが好きでトンネルに出たり入ったりが楽しかったようです。
内海駅と河和駅を結ぶバスが走っていますので、行き帰りで路線を変えてみてもいいですね。
まとめ
最後にパノラマスーパーのおすすめポイントをまとめます。
・名鉄パノラマスーパーは子どもが楽しめる前面展望車
・1日に何本も走っているので、最前列が比較的取りやすい
・指定席券の価格は360円と安い
・展望車が先頭車になる方向の列車に乗るべし!
・豊橋行きが特におすすめ!
名古屋近辺に訪れた際にはもちろんのこと、パノラマスーパーに乗るために訪れるのもありなほどおすすめの列車です!ぜひぜひ乗ってみてください!
こちらからネット予約できます。
ちょっとした特別感というと、JR東日本では普通列車のグリーン車がおすすめです。グリーン車といえども、未就学児は無料で乗れます。
乗車記はこちらの記事をご覧ください。ポイントでも乗車できますよ!